キャンプ用のポータブル電源は電池容量が500Wh〜700Whあるものを選びましょう。
500Wh〜700Whの商品を使えば、夏のキャンプでも冬のキャンプでも快適に過ごすことができますよ。
キャンプが一層快適になるポータブル電源。インターネットサイトのランキングを見ても、商品がありすぎてどれを買えばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、インターネットサイトのランキングを見るときにチェックするべき9つのポイントや目的に応じた選び方を解説します。
予算に余裕がある方は、災害用としても使えるものを購入すると用途が広がりますよ。
この記事の中でもランキングをご紹介しますので、ぜひ参考にしていただき、ポータブル電源を使ってより快適にアウトドアを楽しんでくださいね。
ポータブル電源のランキング上位が抑えているポイント9つを解説!

キャンプなどのアウトドアの際に大活躍するポータブル電源。
高価な買い物になるため、買うことをためらってしまう方も多いと思いますが、高くても買う価値のあるものだと断言できます。
なぜなら、ポータブル電源があることで暑さや寒さをしのげたり、簡単に調理することが可能になったりするので、アウトドアでの快適さや楽しさが一段と上がるからです。
また娯楽で使用する以外でも、災害時の備えとして1台持っておくと安心ですよ。
しかし、いざ買うとなるとどのくらい電力が必要なのか、電力に見合った相場はどのくらいなのか、どんな機能があると便利なのかと考えてしまいますよね。
そんなときにみなさんがチェックするのは、ポータブル電源のランキングサイトではないでしょうか?
しかし、ランキングサイトの上位の商品だからというだけで判断してしまうと、後悔するお買い物になってしまうことも。
ここではまず、ポータブル電源を選ぶときに絶対に抑えておくべき9つのポイントをご紹介します。
ポータブル電源の選び方
インターネットサイトのランキングから商品を選ぶとき、必ずチェックするべき9つのポイントは以下の通りです。
- 出力波形が正弦波か純正弦波であること
- 周波数が50/60Hzの両方に対応していること
- PSEマークがついていること
- 公称値の80%以上の電力が使用できること
- 定格出力が600W以上であること
- ACポートが2口以上あること
- コンセント以外から充電できること
- ライトがつくこと
- バッテリーサイクルが多いこと
それぞれ1つずつ詳しく解説していきますね。
①出力波形が正弦波か純正弦波であること
出力波形には、正弦波と純正弦波に加え、矩形波(くけいは)、修正正弦波があります。
矩形波や修正正弦波が出力されるものを使うと、電気製品の故障・劣化につながることがあります。
出力波形は必ずチェックしましょう。
②周波数が50/60Hzの両方に対応していること
比較的価格の安い商品は、どちらかにしか対応していないものが多いです。
どちらかにしか対応していない商品を使うと、電化製品によっては正常に作動しないことや故障につながることがあります。
高価な電化製品を買い直すはめになることもあるので、周波数は50Hzと60Hzの両方に対応しているものを選びましょう。
③PSEマークがついていること
PSEマークがついているということは、日本の法律で定められた安全性能規格をクリアしているということです。
実は、ポータブル電源にはPSEマークの取得義務がないんです。
しかし、PSEマークのついていない商品を使用し、火災につながる事故が発生しているのも事実です。
キャンプを安心安全に楽しむために、PSEマークのついた商品を選びましょう。
④公称値の80%以上の電力が使用できること
公称値はあまり聞きなれない言葉ですよね。これは、メーカーが記載している電池容量に対して、実際に使える電池容量の割合が高い商品を選ぶといいということです。
ポータブル電源は、発熱・冷却ファン・画面表示などでも電力が消費されるため、表記されている電池容量の全てを電力として使用できる訳ではありません。
例えば、バッテリー容量が500Wh(公称値)の商品を考えてみましょう。
使用効率が80%の商品であれば実際には400Whが、使用効率が60%の商品であれば実際には300Whが使えるということですよ。
実際に使える電力が大きい方が、使ったときにがっかりしないですよね。
実際に使用できる電力は約56〜98%と商品によって大きな差があります。
公称値に対する使用可能な電力の割合は最低でも80%あるものを選びましょう。
⑤定格出力が600W以上であること
定格出力とは、ポータブル電源から継続して安全に給電できる電力の最大出力のことです。
ポータブル電源をキャンプで使うとなれば、同時に多くの製品を接続することが多いと思いますので、定格出力は大きい方が便利ですよ。
600W以上あると、スマホの充電をしつつ、電気毛布やケトルも使えます!
ホットプレートやドライヤーなども使う場合は1000W以上ある商品を買うといいですよ。
⑥ACポートが2口以上あること
ACポートとは、普段自宅で使用している家電を接続できる出力ポートです。
ACポートがたくさんある商品であれば、コードを抜き差しする面倒くささから解放され、複数の家電を一度に使えるようになりますよ。
キャンプ場に炊飯器を持っていけば普段と同じようにご飯が炊けますし、扇風機やストーブなども自宅で使用しているものをそのままキャンプ場で使うことができます。
最低でもACポートが2口あるものを購入するといいと思います♪
⑦コンセント以外から充電できること
もしも停電した際に、コンセント以外から充電できるタイプのものであれば安心です。
太陽光だけで充電できるソーラー充電タイプや車のシガーソケットから充電できるカーチャージタイプがありますよ。
⑧ライトがつくこと
これは付加機能になりますが、ライトつきの商品であればランタンや非常灯の代わりになり、キャンプの際に荷物を減らすことができます。
停電時にも明かりを保つことができるので、役に立ちますよ。
⑨バッテリーサイクルが多いこと
バッテリーサイクルとは、充放電を繰り返せる回数のことです。
スマートフォンも、新しいうちは充電が長時間持っていたのに、何年か使うとすぐに充電が落ちるようになってしまいますよね。
ポータブル電源も同じで、バッテリーには寿命があります。
バッテリーサイクルの数字が大きいほど寿命が長いです。
なるべく長く使うために、バッテリーサイクルは3000回以上のものを選びましょう。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池は比較的寿命が長いので、電池の種類も確認して商品を選ぶとよいですよ。
次の項目では、用途別にオススメの商品をご紹介します!
ポータブル電源のランキングでキャンプに適したものはコレ♪

キャンプや車中泊で使うなら、上記の9つのポイントを抑えている商品の中で、500Wh〜700Whのものを選ぶとよいです。
Wh(ワットアワー)=W(電力)×h(1時間)です。
例えば、500Whのポータブル電源だとすると、100Wの電化製品は5時間使えるということですよ。
- W(ワット)は1秒間にどのくらい電力を消費するか
- Wh(ワットアワー)は1時間に実際に使う電力量
ちょっとややこしいですが、1泊2日のキャンプで使用する場合は「600W以上であり、500Wh〜700Whの商品を選ぶとベスト!」と覚えておいてくださいね♪
キャンプ・車中泊に適するのは500Wh〜700Wh!
1泊2日のキャンプのためにポータブル電源を購入しようと考えている方は500Wh〜700Whの商品を選びましょう。
【500Whのポータブル電源を使用した場合に、続けて使える時間】
- ポータブル冷蔵庫(45W):約8時間
- 電気毛布(60W):約6時間
- Bluetoothスピーカー(10W):約45時間
- 小型IHヒーター(400W):約1時間
ポータブル電源を買うときは、すぐにランキングをチェックしがちだけど、まず使いたいと思っている電化製品のW数を確認してみるといいかもね。
こうやって見てみると、毎日家でどれだけ電力を消費しているのかがよくわかるね。
災害時にも使えるのは1000Wh以上のもの!
キャンプだけでなく、災害時に備えるためにもポータブル電源が欲しいと考えている場合は1000Wh以上のものを選ぶといいです。
これだけあれば2日程度の停電にも耐えられるので、災害時にも大活躍します。
価格は15万円〜となっていますが、屋外でDIYをよくする方やスキーやスノーボードが好きで車中泊が多い方にとっては用途が広がり、長い目で見ればコスパがいいかもしれません♪
【1000Whのポータブル電源を使用した場合に、続けて使える時間】
- テレビ(60W):約13時間
- 扇風機(40W):約20時間
- フロアライト(50W):約16時間
- 電気毛布(60W):約13時間
予算が許すのならなるべく電池容量の大きいものを選ぶといいね。

こちらの商品は、1299Whの大容量と、1500Wの高出力が魅力的です。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用している商品なので、寿命が長いのもポイントですよ♪
最近では、ランキング1位になるくらい人気なオススメ商品です。
ちなみに…ピクニックや自宅の庭のバーベキューなどで使うなら300Wh〜500Whがベスト!
公園でのピクニックや自宅の庭で家族や友人と時間を過ごすときにも、ポータブル電源があると便利ですよ♪
小型扇風機を回すことができたり、カメラやスマホの充電ができたりするので、外でも快適に過ごすことができるようになります。
価格は4万円〜と比較的安価で、軽量の商品が多いです。
【400Whのポータブル電源を使用した場合に、続けて使える時間】
- スマートフォン(13W):約24回充電
- 小型プロジェクター(100W):約3時間
- サーキュレーター(30W):約10時間
- 小型ドローン(60W):約5回
用途によって、必要な電力量が違うことがわかりましたね。
インターネットサイトのランキングだけをチェックするのではなく、ご自身の目的に合った商品を選んでくださいね♪
ポータブル電源のランキングでAmazonや楽天で買えるものを紹介♪

ポータブル電源などの大きな買い物は、自宅に届くAmazonや楽天などのネットショッピングが便利ですよね♪
ここでは600W以上、500Wh〜700Whのポータブル電源をランキング形式でご紹介します。
こちらでご紹介する商品はAmazonでも楽天でもどちらでも購入できますので、お好きな方で購入してくださいね♪
ランキング第3位は【PowerArQ】

リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、バッテリーサイクルが3000回以上と長く使える点が特徴ですよ。
また電力の使用効率は公称値の90.1%と、このランキング内でトップです。
さらにスマホやタブレットをワイヤレスで充電できる機能もあるため、活用できるシーンが広いと言えます。
ランキング第2位は【Owltech】

こちらのポータブル電源は、大容量でありつつもコンパクトであり、女性でも楽に持ち運びができますよ。
電力の使用効率の割合は85.8%となっており、かなり高いです。スマートフォンを約40回充電することが可能ですよ。
ソーラー充電やカーチャージ機能もついているので、災害時にも活躍しそうです!
ランキング第1位は【ALL POWERS R600】

こちらのポータブル電源は、高速充電に対応しているのが特徴で、最短3時間で充電可能となっています。
電力の使用効率は82.8%と高い数値であるため、不自由を感じずにキャンプで快適に過ごせるでしょう。
背面にはLEDライトがついており、キャンプで活躍することはもちろん、荷物を減らせるという点でもメリットになりますね♪
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まとめ

- キャンプや車中泊用のポータブル電源は500Wh〜700Whを選ぶと快適に過ごせる
- ポータブル電源のランキング上位の商品は、波形や周波数、PSEマークの有無など9つのポイントをクリアしている
- リン酸鉄リチウムイオン電池の商品は寿命が長いためオススメ
- ポータブル電源のランキングを参考にしながら、自分が使いたい電化製品のW数を確認して商品を検討するとよい
ポータブル電源の選び方が理解できましたか?
インターネットサイトのランキングを参考にしながら、使いたい家電製品のW数も確認して、後悔のないお買い物をしてくださいね♪