電気代が先月の2倍以上になってしまう原因はエアコンを含めた空調と照明が原因です。
電気代の請求を見て驚いた経験がある人も多いですよね。
電気代も値上げがされて、先月の2倍になってしまった!なんて人もいるんです。
実は家庭の電気代の内訳は、約半分くらいが空調と照明なんです。
特に空調は効果的な使い方を知らないと、どんどん電気代が増えてしまいます。
この記事では電気代の仕組みや節電の仕方を紹介していきますよ。
この記事を読んで、電気代が先月よりも2倍以上になってしまった!なんてことを防ぎましょう!
電気代が先月の2倍になってしまう原因2選
電気代が先月の2倍になってしまう原因は空調と照明が大きな原因です。
夏場も冬場も、電気代の約半分は空調と照明です。
ですが空調も、照明も生活をするのに絶対に必要ですよね。
でも、この2つを効果的に使うことで先月よりも電気代を下げることができるんです。
電気代が先月の2倍になってしまったということが無いように、効果的な使い方をしっかり頭に入れておきましょう。
空調の効果的な使い方
空調はサーキュレーターも活用しましょう。
夏場と冬場の空調は絶対に必要なものですよね。
空調は電気代の3割から4割くらいなんです。
暑い時期と寒い時期の設定について見ていきましょう。
【暑い時期】
暑い時の設定温度は26度から2度あげると約5%の節電効果が出るんです。
でも、設定温度を28度にしても実際はそんなに涼しくならず、ついつい設定温度を下げてしまいます。
しかし、サーキュレーターを使用してあげることで、冷たい空気を効果的に部屋全体に回せるんです。
そのため、足元に溜まりがちな冷たい空気をかき混ぜて、部屋の温度を同じようにすることができますよ。
熱中症にならない程度に設定温度を下げてみましょう。
合わせてカーテンなどを使用して、窓からの日差しを和らげるのも効果的です。
また、エアコンのフィルターも掃除することで、1%程度の節電ができるため効率よくエアコンを使うことができますよ。
【寒い時期】
寒い時期は設定温度を22度から20度にすると、2.7%節電することができます。
設定温度が20度でも肌寒く感じる人も多いかもしれません。
そんな時は寒い時期と同じようにサーキュレーターを使用して、部屋の全体の温度を同じようにしてみましょう。
冷えがちな足元が暖かく感じるはずです。
さらに、冷たい空気は窓から入ってくるんです。
厚手のカーテンを使うことで、冷たい空気が入ってくるのを防ぐ効果がありますよ。
寒い記事と同じように、フィルターもきちんと掃除をしておきましょう。
照明の効果的な使い方
照明はLEDの物を使いましょう。
照明は電気代の1割から2割くらいなんです。
空調と合わせて電気代の半分くらいになるので、しっかり節電することが大切です。
しかも、空調と違って照明は1年中使うものなので節電効果はずっと続きますよ。
特に白熱電球を使っていて、LEDに交換するととてもお得なんです。
それに合わせて照明の明るさを少し暗くするだけでも節電効果があるんです。
【LEDの照明を使う】
白熱電球を使っている場合はLEDに交換しましょう。
1日5.5時間照明を使う場合は次のようになります。
白熱電球54WからLED電球12Wに交換した場合、年間で84kWhの節電になり、年間2600円の節約になります。
しかし、LEDは価格が高いなと感じる人も多いでしょう。
この値段の差は、だいたい9か月くらいで元が取れるんです。
さらにLEDは白熱電球と比べて寿命が長くなります。
そのため交換する手間も減るんです。
この節電効果は、電力価格が高騰している中で、この効果はさらに大きくなっていくでしょう。
最初のお金はかかりますが、安定した節電効果の出る照明もしっかり対策をすることが大切です。
【不要な照明はオフにする】
使っていない部屋の電気はオフにしましょう。
照明の明るさを下げたり、不要な電気をオフにすることで、4%程度の節電効果がありますよ。
お金もかからないので、まずは不要な電気を消したり、照明の明るさをいつもより少し下げてみましょう。
これらの事をしておけば、先月の2倍になってしまったということは防げるはずです。
電気代を先月の使用量で比較する
電気代はきちんと先月と比較してみましょう。
先月と比較することで、電気代が高くなってしまった原因が分かるはずです。
しかし、この電気代の中身を知っている人は意外と少ないですよね。
電気代をお得にするためにも、電気代の仕組みを理解することも大切ですよ。
電気代の計算
電気代は電力会社によって多少変動しますが、東京電力の場合は次のように計算されます。
基本料金+電力量料金(電力量料金単価×1か月の使用量)±燃料費調整額(燃料費調整単価×1か月の使用量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×1か月の使用量)
電気代の中身にはいろいろなものが入っているのが分かりますね。
さらに東京電力を例に見ていきましょう。
【基本料金】
1契約当たりの基本料金は次の通りです。
契約アンペア数 | 料金 |
---|---|
10A | 311.75円 |
15A | 467.63円 |
20A | 623.50円 |
30A | 935.25円 |
40A | 1247.00円 |
50A | 1558.75円 |
60A | 1870.50円 |
契約アンペア数が低いほど基本料金も低くなるのが分かりますね。
【電力量料金】
電気量料金は単位は1kWh当たりの使った量によって、3段階に料金が変わります。
使用量 | 料金 |
---|---|
120kWhまで | 29.80円 |
120kWhを超えて300kWhまで | 36.40円 |
300kWh以上 | 40.49円 |
【燃料費調整額】
燃料費調整額は、火力発電に使用する燃料の価格により、毎月変わるものです。
原油価格が高くなっていることにより、この燃料費調整額も値上がりしているケースがたくさんあります。
中には電気代がこの燃料費調整額の上限のないプランに加入していたため、この燃料費調整額だけで1.4倍になったケースもあるんです。
【再生可能エネルギー発電促進賦課金】
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、家庭のソーラーパネルなどで発電した電気を、電力会社が買い取るための料金です。
ソーラーパネルが設置してある家庭から電気を買い取ることで、発電に掛かる負荷を減らしています。
しかし、この再生可能エネルギー発電促進賦課金も徐々に値上げがされているんです。
2024年5月からは、1kWh当たり3.49円になります。
電気代の相場
電気代の相場は、年々増加しており、2023年では単身者では6,726円、2人以上の世帯では12,265円になっています。
電気代は家族構成にもよりますが、平均よりも電気代が高い場合は、見直しをしたほうがいいでしょう。